からだナビ 胆石
   胆石は胆汁の通り道にできる結石です。胆汁の材料は、「コレステロール+胆汁酸+リン脂質(レシチン)+ビリルビン」で、胆のうにおいて5〜15倍に濃縮されます。胆汁の材料のひとつであるコレステロールが多すぎると、コレステロールが孤立して、“石の素”となります。その“石の素”も胆のうで濃縮されて、これが固まってしまったものが結石です。
また、胆道の感染で大腸菌に侵されると、胆道内で行き場を失ったビリルビンが発生して、それがカルシウムにしがみつくことでできてしまう結石もあります。
胆石のある方は、次のことを参考にされ、コレステロール値の改善と胆石症の予防にお役立てください。
カロリーオーバーは、体の中でコレステロールがつくられるのを進めてしまい、代謝が追いつかなくなるので、コレステロールが余ってしまいます。
それが、結石の原因になります。
低たんぱくの状態が続いて体力が衰えてくると、ビリルビン結石も作られやすくなりますので、たんぱく質は、十分に摂って、体力をつけるようにしてください。たんぱく質を多く含む食品には、肉、魚、卵などの動物性たんぱく質と、大豆、大豆製品の植物性たんぱく質があります。
これらの食品を1回の食事に1品はおかずとしてとりいれて、まんべんなく摂るようにしてください。
食物繊維は余分なコレステロールを包み込んで、体の外に出してくれます。野菜は食物繊維を多く含みますので、毎食とるように心がけてください。緑黄力野菜と淡色野菜を合わせて、1日に350gはお摂りになってください。両手に山盛り一杯が目安です。
また、野菜同様に海藻類やきのこ類、芋類なども食物繊維を多く含みますので、これらもお食事にとり入れるようにしてください。
いつも決められた時間にバランスよく食事を摂る事によって、胆汁の内容は一定を保ち、胆のうではリズムある定期的な収縮もおこりますので、胆石が作られるのを防ぐことができます。朝食を抜いたりせず、1日3回のお食事を毎日規則正しく召し上がってください。
適度な運動は脂肪の燃焼を進めるので、体の中でコレステロールがつくられるのを防ぐ効果があります。
胆石による発作は、天ぷら、うなぎなど脂っぽい食事の後に起こりやすいので、極力さける、または“少量に”が大切です。
過労、暴飲(アルコール)が発作の誘引になります。体の休養、肝臓の休息も大切です。
便秘に注意が必要です。便秘は腸管内の圧力を上げて胆石発作の誘引となります。食物繊維が便秘の解消に有効です。
アルコール、カフェイン飲料、炭酸飲料はいずれも胃液の分泌を多くします。胃液は胆のうの収縮を促し、発作の誘引になりますので、これらは控えてください。
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