からだナビ 高尿酸血症
高尿酸血症は、血液中に尿酸が増え、尿酸が結晶化して関節に沈着し、痛風の炎症発作や尿路結石を起こします。高尿酸血症でこわいのは、痛風や尿路結石を招くだけではなく、高脂血症などが合併して、腎障害や心疾患を招くことです。
尿酸値を下げる薬は一時的に尿酸を低下させるもので、尿酸の代謝を改善してくれるものではなく、腎障害や心疾患を予防することはできません。根本的に治療するには尿酸の代謝を改善することが必要で、食生活の見直しが必要になります。次のことを参考にされ、高尿酸血症の改善と予防に努めてください。
高尿酸血症の方は太っている方が多く、問題は食べる量にあります。コレステロールや中性脂肪が高値なら、食べすぎには特にご注意が必要です。いつも“腹七分目”を心がけてください。
食べる量を減らすことにより、尿酸のもととなるプリン体の摂取も減らすことができます。しかし食べる量を減らすと、自分の好きな食品ばかりを食べて嫌いなものを避ける傾向になりやすいものです。そのため栄養素の偏りが生じがちになりますので、栄養素のバランスには気をつけてください。
痛風のもととなるプリン体とは組織の遺伝子である核酸の構成成分です。よって、細胞があるところには必ずプリン体がありますので、すべての食品に含まれています。プリン体は水溶性なので、水を使って調理をすると水中にとけ出ます。プリン体を調理で減らすポイントをご紹介しますので、参考になさってください。
肉はたっぷりの湯でゆでて、プリン体をとかして除くようにしてください。また、ゆでることで、肉の脂肪が湯の中にとけ出てエネルギーも低下します。
肉汁にはプリン体がいっぱい含まれています。焼いて出た肉汁は使わないようにしてください。
魚は熱湯をかけて表面のプリン体を流して除いてください。魚の生臭さを流し消すための下ごしらえにもなります。
アルコールはアルコール自体が高エネルギーであるうえ、食欲を増進させるので過食を助長します。またアルコールはビールに限らず、すべて血中の尿酸値を上昇させます。種類を選ぶより量を控えることが肝心です。本来は禁酒が望ましいといえます。
また酒の肴には肉や魚の内臓や魚卵を材料にした珍味類が多く、プリン体をたんさん含みますので要注意です。
尿酸は水溶性なので、水分を十分に補給することで、腎臓の負担を減らして尿路結石をつくりにくくします。また尿酸を積極的に排泄するために、尿量を増大させます。水分補給はとても大切になります。この場合、ジュースや炭酸飲料や砂糖入りのコーヒーや紅茶では血液が濃くなってしまい、尿酸値も上がってしまいます。またエネルギー摂取量も増えてしまうので、お水やお茶で水分を十分に補給してください。
激しい運動をすると、エネルギーの燃焼過程で大量の尿酸が生成され尿酸値を急激に上げますが、ウォーキングのような有酸素運動は脂肪の燃焼を進めますので、こちらをおすすめします。運動をする時は、必ずこまめに水分補給をしながら行なってください。
そして趣味を楽しんだりしてのんびりゆっくりするようにし、上手に気分転換をするようにしてください。
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