からだナビ 骨粗しょう症
 骨粗鬆症とは、骨量が減少して骨に“す”が入ったような状態になり、骨がもろくなる病気です。とくに女性は、閉経とともに女性ホルモンの分泌が減って、カルシウムの吸収が低下し、骨粗鬆症になりやすいという特徴があります。
骨粗鬆症を防ぐには、食事と運動に注意をして骨量を現在よりも減らさないようにすることが大切です。次のことを参考にされ、骨粗鬆症の予防に努めてください。

骨の主成分はカルシウムです。カルシウムを十分にとることが骨量を保つための最大のポイントです。カルシウムは毎日の食事で1日に必要とされる量をなかなか摂ることができず、日本人に不足しがちな栄養素ですので、積極的にとるように心がけてください。

<牛乳・製品をとる>
牛乳・乳製品はカルシウムの吸収のよい食品です。牛乳とチーズやヨーグルトといった乳製品を組み合わせてとるといいでしょう。牛乳・乳製品はコレステロールを上昇させやすい脂肪ですので、低脂肪牛乳を利用するのもおすすめです。

<小魚・緑黄色野菜・大豆・海藻もとる>
牛乳・乳製品に比べてカルシウムの吸収率は低いのですが、コレステロールを上げる飽和脂肪酸をとり過ぎる心配がなく、ビタミンやミネラルの補給にも役立ちます。

<カルシウムの吸収をよくする栄養素と合わせてとる>
酸味は、胃粘膜を刺激して胃酸の分泌が高まるので、カルシウムの吸収をよくします。お酢やレモンなどで酸味をプラスすると効果的ですので、お食事に酢の物を一品添えるのもおすすめです。
骨は鉄筋ビルに例えると、形を整える縦横の鉄骨に相当するのがたんぱく質で、そこにカルシウムの粉を吹き付けることによってできています。丈夫な骨をつくるためにたんぱく質は欠かせません。
肉、魚、卵などの動物性たんぱく質食品や、大豆・大豆製品(*)の植物性たんぱく質食品を1回の食事に1品はおかずとしてとりいれて、1日3回の食事でまんべんなくとるようにしてください。
大豆大豆成分のひとつであるイソフラボンは女性ホルモンのような作用があります。女性は閉経後、女性ホルモンの分泌が減り、カルシウムの吸収が低下しますので、大豆に含まれるイソフラボンは、骨粗鬆症の予防・改善にいいとされています。イソフラボンを含む大豆製品のみそや納豆は、骨へのカルシウムの吸着にはたらくビタミンKも含んでいますので、おおいに利用してください。

<リン・ナトリウム>
リンはカルシウムとともに骨を構成していますが、過剰になるとカルシウムの排泄を促します。かまぼこなどの練り製品、清涼飲料水、インスタント食品、スナック菓子は極力控えてください。

ナトリウムも血液中に多くなるとカルシウムの排泄を促進します。少しでも薄味にされますよう、心がけてください。
<マグネシウム>
マグネシウムもカルシウムとともに骨を構成しています。骨にカルシウムがくっつくのに必要な酵素を活性化したり、骨との関わりは密接です。魚、野菜、豆類、海藻などに多く含まれています。
運動をして骨に負荷をかけることによって、骨へのカルシウムの吸収を進めます。また、骨を支えているのは筋肉ですので、運動をして筋肉を強くしておくことが大切です。ゆったり呼吸を意識して歩くなど、汗ばむ程度で無理なく続けられる運動を習慣になさってください。また、ビタミンDはカルシウムの骨への吸収を促し、骨の新陳代謝にはたらいています。食品からとるほか、散歩などで日光をあびると、ビタミンDが皮下でつくられます。太陽に適度にあたることが大切ですので、天気のいい日に外を歩くなども心がけてください。
アルコールは胃や腸の粘膜をあらし、喫煙は胃腸の働きを悪くするので、ともにカルシウムの吸収を悪くしますので控えましょう。
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