からだナビ 胃の萎縮
 胃のペプシノーゲン検査において、胃液の多い少ない、萎縮があるなどわかります。胃に萎縮のある方は、次のことを参考にして、胃の状態の改善にお役立てください。
胃袋はたんぱく質の袋であり、胃の内側はカロテンを栄養素とする粘膜で覆われています。また、胃液に含まれる消化酵素もたんぱく質です。傷んだ胃を修復したり、胃の内側の粘膜を強くして胃を丈夫にするには、たんぱく質とカロテンが必要です。萎縮した胃の粘膜を改善して、胃のはたらきを活発にすることが大切になりますので、たんぱく質とカロテンをしっかりお摂りになってください。
たんぱく質を多く含む食品には肉、魚、卵などの動物性たんぱく質と、大豆・大豆製品の植物性たんぱく質があります。これらの食品を1回の食事に1品はおかずとしてとり入れて、まんべんなくとるようにしてください。
カロテンは人参やほうれん草、かぼちゃなどの色の濃い緑黄色野菜に多く含まれています。カロテンは油に溶ける栄養素ですので、少量の油で調理すると吸収率がよくなります。ただし、油のとり過ぎには気をつけてください。
その他・・・納豆、オクラ、なめこ、海藻などの粘りのある食べ物には粘膜を構成するムコ多糖を多く含みますので、これらも粘膜の改善には大切な食べ物になります。
胃の周りには血管がびっしりとあり、胃に栄養を送っています。胃のはたらきをよくするには血流をよくしておくことが大切です。
冷たいものを食べたり飲んだりして胃を冷やすことや、喫煙、過度のストレスは、血管を収縮させて胃の血流を悪くしてしまいます。
適度な運動はストレス解消になりますし、体も温まり胃の血流もよくなります。ゆったり呼吸を意識して歩くなど、無理なく続けられる運動を習慣にしてください。
アルコールは胃や腸の粘膜を荒らし、喫煙は胃腸の働きを悪くしますので、控えるようにしてください。。
食べ物を十分に咀嚼(よく噛みくだくこと)しますと、唾液が食物によく作用しますので胃の負担が軽くなりますし、消化も高まります。お食事はゆっくりとおいしく召し上がってください。
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